2019年9月の台風に伴う強風でカーポートが破損し、火災保険を使って外構修理をした事例に基づいて、
火災保険の申請に必要な書類の内容や簡単に準備するコツ、作成にかかる所要時間等を実際の書面を使って時系列順で解説します。
申請 ~保険金受取 |
9月29日~10月29日(約1ヶ月) |
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地域 | 東京都立川市 |
築年数 | 13年 |
被害状況 | カーポートの屋根に穴が開いた |
工事期間 (工期) | 3日 |
火災保険の申請者が書類を記入する前に、施工業者に準備をしてもらう書類が2種あります。これらについて実際の書面を用いて解説します。
「見積書」は、施工業者が現地調査によって被害の状況を確認した後に送付してくれます。
「見積書」には、工事内容の詳細が記載されています。
何処にどんな工事を行うといった工事内容の詳細他、施工面積や使用する素材まで書かれているのが良い「見積書」です。
悪徳業者の場合「屋根修理 一式」など、見積書を見てもどんな工事が行われるか、わからないことがあります。
工事内容が分からない場合、火災保険の申請をしても適切な工事内容ではないと判断され、保険金が下りない可能性があります。
「一式」でまとめるのではなく、細かく作業内容や素材ごとに内訳を書いてもらえるよう、業者に依頼するのがコツです。
この見積書はカーポートの屋根が破損し、カーポート屋根の一部交換を行った際の見積書です。
何処にどんな工事を行うといった工事内容の詳細他、施工面積や使用する素材まで書かれていて良い「見積書」といえます。
カーポート以外にも雨樋修理、屋根塗装が行われていることがわかります。
外構工事に詳しくなくても、内容がイメージできるのが良い「見積書」の特徴です。
弊社のような相談サービスや業者に連絡し、被害の調査を依頼して作ってもらいます。
通常は3日~7日で現地調査が行われますが、ひとつの地域で被害が集中した場合など、業者に空きがない時は現地調査が行われるまで、7日~15日かかることがあります。
今回の事例では、問い合わせをしてから5日後に現地調査があり、現地調査から3日後に「見積書」が送られてきました。
「被害状況確認用写真」は施工業者が被害の調査の際に撮影し、「見積書」と併せて送付してくれます。
「被害状況確認用写真」は、被害にあった箇所を業者が撮影して作ります。保険会社はこの写真を参考に被害状況を審査します。
抜けもれなく被害箇所が撮影されていて、且つ同じ被害箇所を別アングルから撮影し、全体的な被害がわかりやすい写真が良い「被害状況確認用写真」です。
悪徳業者の場合抜け漏れがあったり、被害がわかりづらい写真を撮ったりします。申請で嘘をつくために、敢えてわかりづらい写真を準備するのです。
被害内容が分からない場合、火災保険の申請をしても書面との食い違いを指摘されて保険金が下りなかったり、遅れたりします。
撮影後、「見積書」の内容と見比べて、不足がないか自分で確認するのがコツです。逆に良い出来なら、保険会社の審査が早く通過する場合もあります。
写真を見るとカーポートの屋根に穴が開いていることがわかります。
すべて掲載はしていませんが他にも雨樋と屋根含め10枚程度の写真が撮影されていて、見積書の内容に合った写真が揃った良い「被害状況確認用写真」でした。
弊社のような相談サービスや業者に連絡し、被害の調査を依頼して作ってもらいます。
通常は見積もりと併せて送られてきます。
今回の事例も、「見積書」と併せて送られてきました。
火災保険を申請する際に、自分で記入・手配する書類が3種あります。これらについて実際の書面を用いて解説します。
「保険金申請書(保険金請求書)」は、保険会社の公式サイトからダウンロードしたり取り寄せたりして書式を手に入れ、自分自身で書きます。
「保険金申請書(保険金請求書)」は保険金を請求する書類で、自分自身で書く必要があります。
主に個人情報を中心に記載するので、書くこと自体は意外と簡単にできます。
加入している保険の証書さえ手元にあれば簡単ですが、一点注意が必要なのが、「請求する保険」と「他社ご契約内容」についてです。複数の火災保険に加入していても、1つの災害では1社にしか請求できない事がほとんどです。
記入する欄が意外と少ないことに気づいていただけると思います。
保険会社から取り寄せて自分で記入します。今回の事例では、書類が手元に届いてから電話で業者のサポートを受け、約10分で簡単に書類が完成しました。
「事故内容報告書」は、保険会社の公式サイトからダウンロードしたり取り寄せたりして書式を手に入れ、自分自身で書きます。
「事故内容報告書」は被害内容を保険会社に報告する書類で、自分自身で書く必要があります。
何処にどれぐらいの被害が発生したかを記載し、修理費用は「見積書」の金額を記載します。
「見積書」がしっかりできていれば簡単ですが、「見積書」に書かれていない被害が「事故内容報告書」に記載されていないか、申請前に確認を行う事をお勧めします。
「見積書」に記載されている金額や内容ををほぼそのまま記載しているだけだという事に気づいていただけると思います。
保険会社から取り寄せて自分で記入します。今回の事例では、書類が手元に届いてから電話で業者のサポートを受け、約10分で書類が完成しました。
「罹災証明書」は、お住まいの各市区町村の自治体窓口で交付申請できます。市役所や役場で入手してください。
「罹災証明書」には、被害があった場所や被害の程度が記載されています。
お住まいの各市区町村の自治体窓口で交付申請すると自治体の職員が現場を調査し、作成してくれます。
交付申請するだけなので簡単ですが、身分証明書や先述の「被害状況確認用写真」等、自治体によって必要な持参物があるので事前に自治体のホームページ等で確認しましょう。
台風により一部損壊の被害が出たと認定されています。
通常、お住まいの各市区町村の自治体窓口で交付申請すると、約1週間から3週間程度で「罹災証明書」を受け取ることができます。自治体の職員が実際に調査をするので時間がかかるのです。
今回の事例では、現地調査の際に業者から「罹災証明書」発行手続きの説明があり、発行手続きに必要な「被害状況確認用写真」が到着してすぐ、交付手続きを行いました。
手続きしてから8日後に「罹災証明書」を受け取れました。かなり早く交付された事例といえます。自治体によっては交付までに1ヵ月以上かかったり、災害発生から発行期限(3ヵ月程度が多い)が定められていたりする場合もあるので注意しましょう。
また、火災の場合は消防署に交付申請することになります。
火災保険の申請が保険会社の審査を通過すると、保険金入金の「ご案内」が届きます。これについて実際の書面を用いて解説します。
「ご案内」は保険会社から届く、審査の通過と支払われる保険金額を知らせる為の書類です。
実際に保険会社からお客様へ支払われた金額は、約94万円です。
そのうち、工事費用を補填する「損害補償金」が約75万円、工事費用以外に必要な災害時の宿泊費などを補填する「臨時費用保険金」が約19万円支払われています。
見積書をベースに申請された結果、カーポートと雨樋の被害が台風による被害が全面的に認められました。
屋根塗装は経年劣化とされ、火災保険が下りませんでした。
通常、申請から保険金が下りるまで1ヶ月~3ヶ月程度かかります。
特にひとつの地域で被害が集中した場合や、金額が大きい場合、審査に時間がかかります。
今回の事例では、「見積書」と「被害状況写真」などの資料がしっかりできていたため保険会社の審査もスムーズに進み、火災保険申請をしてから1ヶ月後に保険金が下りました。
台風等の災害で壊れた屋根や外構の火災保険を使った修理・修繕はお任せください。
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