火災保険金の請求時に保険会社に提出する5つの書類・資料の書き方、準備の仕方、内容について、実際の書面を用いて解説します。
火災保険金の請求には一般的に5つの書類・資料を保険会社に提出する必要があります。大きく分けると自分で準備する書類が3つ、施工業者に作成して貰う資料が2つあります。
施工業者に作成して貰う資料があるので、火災保険金請求の際はまず最初に施工業者と連絡を取る必要があるのです。
火災保険金を請求する際に自分で準備する3つの書類の書き方、準備の仕方について、実際の書面を用いて解説します。
「保険金申請書(保険金請求書)」とは、請求者の基本的な情報を記入する書類です。大きく下記4つの内容の記入欄があります。
契約している保険会社に連絡をとり、郵送などで取り寄せを行います。保険会社によっては、公式サイトからダウンロードすることができます。
火災保険金を申請される方(あなた)の「住所」「氏名」「電話番号」を記入し、押印します。
火災保険の契約者本人以外が申請を行う場合、「戸籍謄本」などが別途必要になることがありますが、必要な書類に関しては保険会社によって異なるため、「保険金申請書(保険金請求書)」を取り寄せる際に確認してください。
契約している火災保険のプラン名や証券番号を記入します。証券を紛失したりして、証券番号がわからない場合は、保険会社に問い合わせれば対応してくれます。
他に契約している火災保険がある場合は、その保険会社とプラン名を記入します。火災保険は生命保険と異なり、複数加入していても実際の損害額までしか保険金が出ません。保険金を払いすぎないよう保険会社側が連携するので、そのための告知が必要になります。
保険会社が保険金を振り込む口座の情報を記入します。
口座名義人をカタカナで記入する際は、濁点・半濁点を1文字として数えることが多いです。
「事故内容報告書」とは、被害状況を記載する書類です。
被害があった箇所や被害状況等を保険会社に報告します。大きく下記3つの内容の記入欄があります。
「保険金申請書(保険金請求書)」と共に保険会社から郵送で取り寄せるか、保険会社の公式サイトからダウンロードすることができます。
保険会社は、お客様にとっての「被害」を「事故」と呼ぶので、ここでは事故と被害は同じ意味になります。ここでは被害が発生した日時や場所、「台風で瓦が飛んだ」程度の簡単な文章で被害の内容を記入します。
被害にあった箇所とその修理費用を簡単に記入すれば良いです。修理費用は業者に見積もりを作成して貰わないと記入できないので、まずは業者に見積もりをお願いしましょう。
建物の見取り図に、被害が発生している箇所を斜線などを用いて分かりやすく記入します。記入例が下にあるので参考にしてください。
また、被害状況を撮影した「被害状況確認用写真」(業者に見積もりを取ると貰える写真。保険金申請時に保険会社に送付する。後ほど解説)がどちらの方角から撮られたものなのか、矢印で表します。
記入した内容に不備がないかどうか不安な場合は、施工業者に相談をしながら書き進めて行くと安心です。
「罹災証明書」とは自然災害で受けた家屋の被害の程度を公的に証明する書類で、火災保険金の申請や各種の被災者支援制度を活用する際に必要となります。
お住まいの各市区町村の自治体窓口で申請すると、約1週間から3週間程度で交付されます。申請の際は、主に下記4つの資料・書類等が必要にあります。
「罹災証明書」を交付してもらうための申込書です。各自治体の窓口に置いてあります。
各市区町村の自治体により形式は異なりますが、簡単に書ける内容なので役所に行ってその場で書類を貰って書いてしまえば十分です。
実際にどれくらいの被害があるかを証明する写真を持参します。
被害状況が確認できれば、ご自身で撮影したものでも十分ですが、業者に見積もりを取ると貰える写真を利用すれば間違いありません。
複数枚必要な場合も多いので、何枚か持参されることをお勧めします。
スタンプ印以外の印鑑を持参すれば大丈夫です。
ご本人が確認できる書類、運転免許証などを持参します。
被害状況を表す「罹災状況」欄には被害の状況・程度に合わせて下記6項目の区分があり、保険会社はこれを基準にして支払うべき火災保険金を決定します。
被害状況 | 内容 |
---|---|
全壊 | 住宅全体が損傷・流出などをし、補修をしても住むことが出来ない。住宅の損害を受けた部分が50%以上。 |
大規模半壊 | 大規模な修理を行えば、住むことが出来る。住宅の損害を受けた部分が40%以上50%未満。 |
半壊 | 修理を行えば、住むことが出来る。住宅の損害を受けた部分が20%以上40%未満。 |
一部損壊 | 住宅の一部が被害を受けたが、軽微な被害である。住宅の損害を受けた部分が20%未満。 |
床上浸水 | 床上に浸水している。土砂などで一時的に居住が難しい。 |
床下浸水 | 床上浸水に至らない程度に浸水をしている。 |
火災保険金を請求する際に施工業者に準備をしてもらう2つの資料の内容について、実際の資料を用いて解説します。
「見積書」は施工業者に依頼して作成して貰う、被害の復旧にかかる修理費用が書かれた資料です。この見積書の金額を元に保険金を請求することになりますので、請求の前に入手する必要があります。
保険会社は見積書を元に、保険金を幾ら支払うかの判断を行います。
悪徳業者が準備する「悪い見積書」を保健会社に提出した場合、工事内容が不適切と判断され、火災保険の申請が通らないことがあります。
提出された見積書が「良い見積書」かどうか、申請前に必ず確認をしましょう。
「被害状況確認用写真」は、保険会社が実際の被害状況を確認するために必要な資料です。
実際に被害が発生しているのか?見積書の金額は適正か?など、保険会社が保険金を支払う判断をする上で重要な資料です。
被害箇所を複数のアングルから撮影し、全体の状況がわかるようにします。
保険会社に提出する際は、必ず5枚以上写真を送付することになります。
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