ここでは、まず雨漏り発生時の火災保険の適用条件について解説します。
次に事例を用いて、雨漏り発生時に火災保険で補償されるケース、
補償されないケースについての解説と雨漏り修理費用の相場について解説をします。
雨漏りが発生した後、火災保険を使って自己負担を少なく屋根修理を行うには、3つの条件があります。
台風や大雪など、自然災害が原因で発生した被害には、火災保険を申請することができます。
自然災害は主に、台風や竜巻などの風災、洪水による水害・水災、落雷、大雪や雹による雪災・雹災の4つに分類されます。
中でも風災、落雷、雪災・雹災は屋根への被害が多く、雨漏りが発生する原因となります。
自然災害の 分類 |
該当する主な被害内容 |
---|---|
風災 | 台風によって屋根材(瓦など)が飛ばされる 強風によって雨樋が歪む |
落雷 | 落雷によってアンテナが倒れ、屋根材(瓦など)が破損する |
雪災・雹災 | 雪の重みで雨樋が落下する 雹によって天窓が割れる |
火災保険が申請できる期限が、保険会社によって定められています。
被害にあってから3年を申請期限として設定している保険会社が多いですが、契約している保険会社によって期限が異なるため、注意が必要です。
保険会社との契約に応じて、修理費用が一定の金額を超過していない場合、保険金が支払われないことがあります。金額は、保険会社と契約者の間で取り決める「免責金額(契約者が自己負担で支払う修理金額)」によって変動します。
免責金額よりも被害額が多い場合、被害額から免責金額を引いた金額が保険金として受け取ることが出来ます。
免責金額を20万円に設定していた場合、被害額が20万円未満だと保険料を受け取れず、自己負担で工事を行うことになります。
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火災保険が適用される雨漏り修理の3つの条件を満たした場合、火災保険の申請を行うことができます。
実際に火災保険の申請を行った事例と共に「火災保険で補償されるケース」を3つ紹介します。
※同じようなケースでも、被害状況やご加入の火災保険会社の契約内容によっては補償されない場合もございます。
雨漏りした時に火災保険で補償されるには、先ほど説明した通り、被害箇所が加入している火災保険の補償対象に入っていることが最低条件ですが、更に細かい状況の違いに応じて「補償されるケース」と「補償されないケース」があります。
特に大前提として、下記の2点の場合は火災保険の申請ができず、ほぼすべて「補償されないケース」となります。
以上を前提に、ここでは被害箇所・内容ごとに「補償されないケース」とのその理由をご紹介します。
※同じようなケースでも、被害状況やご加入の火災保険会社の契約内容によっては補償される場合もございます。
<表>被害箇所が「建物」で、補償されないケース
被害箇所 | 被害状況 | 補償されない理由 |
---|---|---|
ケース1 屋根 |
・屋根が下地ごと飛ばされてしまい、雨漏りしてしまった | 屋根材に苔が散見されたため経年劣化・老朽化と判断されたから |
ケース2 外壁 |
・台風で飛来物が外壁にぶつかり、ヒビが入った。そこから雨が吹き込んで雨漏りしてしまい、室内の壁(内壁)に水が染み出てきた | 地震の影響で外壁にヒビが入った箇所が2ヶ所あり、今回の台風の飛来物がぶつかった事が原因での雨漏りではないと判断されたから |
<表>被害箇所が「家財」で、補償されないケース
被害箇所 | 被害状況 | 補償されない理由 |
---|---|---|
ケース1 テレビ |
・台風で屋根材がずれ、その隙間から吹き込んだ雨水でテレビが濡れ、壊れてしまった | 加入していた保険が建物補償のみの保険だったから |
ケース1 電化製品 |
・台風で物置が壊れ、物置に入れておいたストーブや扇風機が雨に濡れ壊れてしまった。 | 加入していた保険が建物補償のみの保険だったから |
災害被害で雨漏りした時の、屋根や外壁・外構修理の費用・相場と工法を、火災保険で補償された実際の事例を通じて、解説します。
屋根の下地ごと飛んでしまうなど、屋根全体に損害が出てしまった場合は、「葺き替え工事」を行うのが一般的です。
「葺き替え工事」は屋根全体を新しいものに交換するので、古い屋根を廃棄する作業が発生します。
更に、屋根材の交換から屋根内部の下地の張替えなど作業工程も増え足場が必須となるため、部分修理に比べ工事費用の相場は高く、費用・相場は80万円~270万円です。
この事例の要約
強風により、屋根材(瓦)の一部が飛び、竪樋(たてどい)と窓ガラスも破損した。
業者から屋根を一新する「葺き替え工事」が必要と言われ、見積もり金額は335万円だった。台風被害に火災保険を利用できると知り、申請したところ330万円の保険金がおりた。
物置の屋根に穴があくなど大きな破損があり、元の状態に戻すのが困難な場合には新しい物置の設置・交換を行うのが一般的です。
新しい物置の設置・交換は、破損した物置の撤去・廃棄費用の他、物置の大きさによって大きく変動するため費用・相場は30万円~100万円です。
この事例の要約
台風で庭の物置が壊れ、中に収納していた電化製品も雨に濡れて壊れてしまった。
業者に相談をしたところ、加入している火災保険なら物置と家電両方に保険金の申請ができるかもしれないと言われた。
審査の結果、新しい物置への交換と家電の買い替え費用を、保険金で賄うことができた。
ここでは、災害被害で雨漏り被害にあった場合の、火災保険の申請方法から、保険金の受け取り~工事完了までの流れを解説します。
一般的な火災保険金の申請方法から支払い、工事完了までの流れを解説します。
申請から支払いまでは1ヶ月~3ヶ月程度の期間がかかるのが一般的です。
保険会社への火災保険申請から災害修理・補修完了までは、下記の5ステップで完結し、「思ったより簡単」に行うことができます。
以上が一般的な火災保険金の申請方法から支払い、工事完了までの流れです。
ここでは、まず雨漏り発生時の火災保険の適用条件について解説します。
次に事例を用いて、雨漏り発生時に火災保険で補償されるケース、
補償されないケースについての解説と雨漏り修理費用の相場について解説をします。
損害保険の一種である火災保険は、火災による被害・損害のみならず、風災・水災・落雷などの自然災害によって生じた場合や、落下・飛来・衝突物など第三者の過失や故意による住宅被害を補償する保険です。
ここでは、災害被害で雨漏りした時の火災保険の申請にあたり、契約内容で重要な3つのポイントについて解説します。
火災保険は主に、加入時に「補償範囲」をどのように設定するかによって、補償の内容が異なります。
火災保険の「補償範囲」は大きく下記の3つに分類されます。
自然災害は、さらに風災・水災・落雷・雪災・雹災の5つに分類されます。
災害被害で雨漏りした時の被害は風災・水災・落雷のいずれか、もしくはすべてに該当する自然災害のため、それが原因で受けた被害は、火災保険を申請することができます。
自然災害の 分類 |
該当する主な被害内容 |
---|---|
風災 | 台風・暴風・突風・竜巻などによる被害 |
水害・水災 | 台風・暴風・大雨による洪水・融雪洪水・土砂崩れ・落石・高潮などによる被害 |
落雷 | (台風・大雨問わず)落雷による被害 |
雪災・雹災 | 大雪・雹による被害 |
火災保険は主に、加入時に「補償対象」をどのように設定するかによって、補償の内容が異なります。
「補償の対象」は、保険加入時に「建物」のみ、「家財」のみ、「建物と家財」の3つから選択することができます。
「建物」は建物本体と、門やカーポート、車庫、フェンス等、建物に付帯していて動かせないもの(外構部分)を指します。
「家財」は家具や、テレビ・冷蔵庫などの家電製品、衣類等、建物の中にあり、動かせるものを指します。
例えば加入者の契約内容が「家財」のみになっている場合、台風の強風で瓦が飛んでしまった被害は補償の対象外となるため、補償は受けられません。
火災保険の「免責金額」とは、自然災害などの被害にあった際、契約者が自己負担で払わなければならない金額のことをさします。自己負担額の計算には2種類の方法があります。
被害額 | 免責方式 (エクセス方式) 免責5万円の場合 |
フランチャイズ 方式 免責20万円の場合 |
---|---|---|
1万円の被害 | 0円(補償なし) | 0円(補償なし) |
15万円の被害 | 5万円 (15万円-免責5万円) |
0円(補償なし) |
50万円の被害 | 45万円 (50万円-免責5万円) |
50万円 |
免責方式(エクセス方式)では、免責金額よりも実際に被害を受けた被害額(修理費用)が少ない場合、保険金が下りず自己負担で工事を行うことになります。
免責金額よりも被害額が多い場合、被害額から免責金額を引いた金額が保険金として受け取ることが出来ます。
フランチャイズ方式では、被害額(修理費用)が免責金額を超えた場合にのみ、保険料を上限額まで受け取ることが出来ます。
免責金額を20万円に設定していた場合、被害額が20万円未満だと保険料を受け取れず、自己負担で工事を行うことになります。
雨漏りした時に火災保険で補償されるには、先ほど説明した通り、被害箇所が加入している火災保険の補償対象に入っていることが最低条件ですが、更に細かい状況の違いに応じて「補償されるケース」と「補償されないケース」があります。
ここでは「補償されるケース」について、「建物」「家財」に分けて例示します。
※同じようなケースでも、被害状況やご加入の火災保険会社の契約内容によっては補償されない場合もございます。
<表>保険の補償対象が「建物」の場合、補償されたケース
被害箇所 | 被害内容 | 補償された理由 |
---|---|---|
ケース1 屋根 |
・台風時の強風で、屋根下地ごと飛ばされてしまい、雨漏りしてしまった | 屋根下地は「建物」に含まれるため、これらが台風による原因で破損した場合は、「風災補償」の対象になるから |
ケース2 外壁 |
・台風で飛来物が外壁にぶつかり、ヒビが入った。そこから雨が吹き込んで雨漏りしてしまい、室内の壁(内壁)に水が染み出てきた | 外壁・内壁は「建物」に含まれるため、台風が原因で雨漏りした場合「水災補償」の対象になるから |
ケース3 物置 |
・台風で、物置の屋根を止めていた部品が壊れ、雨漏りした | 物置は「建物」に含まれ、台風が原因で雨漏りした場合「水災補償」の対象になるから |
<表>保険の補償対象が「家財」の場合、補償されたケース
被害箇所 | 被害内容 | 補償された理由 |
---|---|---|
ケース1 内壁(壁紙) |
・台風の強風で屋根材がずれ、雨漏りしてしまい、内壁(壁紙)と襖が濡れてしまった。 | 内壁(壁紙)や襖・障子は「家財」に含まれ、台風が原因による被害なので、「水災補償」の対象になるから |
ケース2 電化製品 |
・台風で物置が壊れ、物置に入れておいたストーブや扇風機が雨に濡れて、壊れてしまった | 物置に入っていたストーブや扇風機は「家財」に含まれ、台風が原因による被害なので、「水災補償」の対象になるから |
雨漏りした時に火災保険で補償されるには、先ほど説明した通り、被害箇所が加入している火災保険の補償対象に入っていることが最低条件ですが、更に細かい状況の違いに応じて「補償されるケース」と「補償されないケース」があります。
特に大前提として、下記の2点の場合は火災保険の申請ができず、ほぼすべて「補償されないケース」となります。
以上を前提に、ここでは被害箇所・内容ごとに「補償されないケース」とのその理由をご紹介します。
※同じようなケースでも、被害状況やご加入の火災保険会社の契約内容によっては補償される場合もございます。
<表>被害箇所が「建物」で、補償されないケース
被害箇所 | 被害内容 | 補償されない理由 |
---|---|---|
ケース1 屋根 |
・屋根が下地ごと飛ばされてしまい、雨漏りしてしまった | 屋根材に苔が散見されたため経年劣化・老朽化と判断されたから |
ケース2 外壁 |
・台風で飛来物が外壁にぶつかり、ヒビが入った。そこから雨が吹き込んで雨漏りしてしまい、室内の壁(内壁)に水が染み出てきた | 地震の影響で外壁にヒビが入った箇所が2ヶ所あり、今回の台風の飛来物がぶつかった事が原因での雨漏りではないと判断されたから |
<表>被害箇所が「家財」で、補償されないケース
被害箇所 | 被害内容 | 補償されない理由 |
---|---|---|
ケース1 テレビ |
・台風で屋根材がずれ、その隙間から吹き込んだ雨水でテレビが濡れ、壊れてしまった | 加入していた保険が建物補償のみの保険だったから |
ケース1 電化製品 |
・台風で物置が壊れ、物置に入れておいたストーブや扇風機が雨に濡れ壊れてしまった。 | 加入していた保険が建物補償のみの保険だったから |
災害被害で雨漏りした時の、屋根や外壁・外構修理の費用・相場と工法を、火災保険で補償された実際の事例を通じて、解説します。
屋根の下地ごと飛んでしまうなど、屋根全体に損害が出てしまった場合は、「葺き替え工事」を行うのが一般的です。
「葺き替え工事」は屋根全体を新しいものに交換するので、古い屋根を廃棄する作業が発生します。
更に、屋根材の交換から屋根内部の下地の張替えなど作業工程も増え足場が必須となるため、部分修理に比べ工事費用の相場は高く、費用・相場は80万円~270万円です。
この事例の要約
強風により、屋根材の一部が吹き飛んだほか・竪樋(たてどい)の破損・窓ガラス破損の被害に合う。業者に修理を頼むと既存の屋根材を撤去し新しくする「葺き替え工事」が必要と言われ、見積もり金額は335万円。
しかし、この被害なら火災保険を利用できると知り、申請したところ330万円の保険金がおりたので、修理費用の大部分をまかなえた。
ここでは、災害被害で雨漏り被害にあった場合の、火災保険の申請方法から、保険金の受け取り~工事完了までの流れを解説します。
一般的な火災保険金の申請方法から支払い、工事完了までの流れを解説します。
申請から支払いまでは1ヶ月~3ヶ月程度の期間がかかるのが一般的です。
保険会社への火災保険申請から災害修理・補修完了までは、下記の5ステップで完結し、「思ったより簡単」に行うことができます。
以上が一般的な火災保険金の申請方法から支払い、工事完了までの流れです。
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