住宅の修理・補修工事で火災保険を利用する際に注意したいのが、詐欺被害に遭わないように悪徳業者の手口と見抜き方、防ぎ方を事前に知ることです。ここでは実際の事例を交えてそれらを説明します。
近年、悪徳業者による火災保険を使った詐欺行為が増えています。
悪徳業者は、
●支払われた火災保険金を様々な口実でむしり取る
●住宅の修理費用を水増しする
というような詐欺行為により、お金を得ようとしています。
不要な支払いをしないためにも悪徳業者の手口とその見抜き方、防ぎ方をあらかじめ知っておく事が大切です。
下記、6項目のうち一つでも当てはまったら要注意です。
一つでも当てはまる事があれば、自身が納得するまで業者に確認することや、その業者を断る必要があるかもしれません。
悪徳業者の使う手口と防ぎ方について事例を基にご紹介します。
うまい話ばかりしてくる訪問営業は、とにかく工事の契約をすることが目的の悪徳業者である場合が多いです。
このような業者に対しては毅然とした態度でその場で契約はせず断るか、他の業者や保険会社の話を聞き比べて本当に契約して問題ないか確認しましょう。
被害にあったお客様の事例
台風により屋根が破損し困っていた時に、突然訪問営業してきた工事業者から「火災保険を使った無料修理」の説明をしつこく受け、徐々にうまい話に乗せられ契約してしまった。
しかし保険金はあまりおりなかったので工事をやめようとしたら、説明されていない高額な手数料を請求された。
確かに結果的に0円になる場合も多いですが、火災保険を使えば必ずしも工事費用が無料になるわけではありません。
「火災保険を使えば無料で工事できる」「自己負担は0円」などと断定的に言う業者は、ただ工事の契約を取りたいために嘘を言っている悪徳業者の可能性があります。
被害にあったお客様の事例
台風での雨漏りに悩んでいた時に、工事業者から営業電話がかかってきた。
「火災保険を使えばどんな工事でも無料になるのでお得」と言われ、お得に工事できるなら、と思い契約した。
しかし、申請した火災保険金が思っていたよりもおりず、結局数十万円の自己負担で工事することになってしまった。
申請のサポートを受けることは問題ありませんが、書類記入を他人に任せ申請代行させると、違法となる可能性があります。
多くの保険会社の規約では「保険金請求は本人が行う」と定めているため、申請代行をすると保険の解約や保険金の返却を求められる場合もあります。
被害にあったお客様の事例
台風で壊れた屋根を見てもらおうと呼んだ業者に「今なら火災保険申請を無料で代行するから、うちで工事しないか」と言われ、火災保険の申請方法も知らなかったのでお願いした。
後日保険会社から「申請代行をした」ということが規約違反と言われ、保険金がおりず、保険を解約させられてしまった。
修理工事にかかるあらゆる料金について、事前にきちんと説明しない業者は、あとから高額な手数料を請求してくる悪徳業者の可能性があります。
料金について事前に細かく説明しない、説明を求めても答えてくれない業者とは契約しないようにしましょう。
被害にあったお客様の事例
台風による雨漏り被害に遭い、修理を頼んだ業者に「火災保険を使うのでお客様の負担は0円です。」と言われ、それ以外のお金についての説明がなかったが、早く工事したかったので契約した。
しかし見積書をよくみると、調査費として高額な手数料がしっかり入っていた。不審に思い工事の中止を求めたが、こちらも説明にない高額な違約金がかかると言われ、不本意ながら工事した。
優良業者であれば、保険金がおりてから修理費用を支払い、工事をはじめるのが一般的です。火災保険の申請前や保険金がおりる前に工事の契約をさせたり、修理費用を先払いさせる業者は、単に高額な契約を無理やり結びたいだけか、連絡がとれなくなって工事をせずに逃げる悪徳業者の可能性があります。
被害にあったお客様の事例
台風で雨漏り被害にあい、ネットで見つけた業者に現地調査を頼んだらこの被害なら火災保険が使えると教えてくれた。しかしこの業者に「早めに契約しないとすぐに工事できない」と言われ、慌ててその日に契約した。
その後火災保険申請はしたが、保険金がおりる前に修理費用を先払うよう言われその通りにしたところ、工事が始まることなく音信不通になり、そのまま業者にお金を持ち逃げされた。
経年劣化などの火災保険が適用されない部分を、災害による被害と偽り火災保険金を水増し請求する手口を提案してくるのは、悪徳業者の可能性があります。偽った申請をした場合、申請した本人であるお客様も詐欺の片棒を担いだことになる可能性があります。
こういった申請を何かしら偽る提案はきちんと断り、この工事業者の利用はやめておきましょう。
被害にあったお客様の事例
屋根の劣化が気になり、業者に屋根の調査を依頼。するとこの業者から「屋根の劣化を先月の台風のせいにして、火災保険申請しましょう。」と提案された。
しかし、保険金もおりて工事が終わってしばらく経ってから、保険会社に虚偽の申請をしていたことがバレ、保険金の返金を求められた。
優良業者と悪徳業者は、見積書で見分けられることがあります。
例えば工事の見積書に、運搬費や管理費・諸経費などを「一式」と記載するのが一般的ですが、実際の修理内容や作業詳細などを「一式」と記載すると内訳がわかりづらくなります。
「◯◯修理一式」など内訳のわかりづらい見積書を出してくる業者は、お客様に気付かれないように工事費用の水増し・不必要な工事の追加をしている悪徳業者の可能性があります。
ここでは、実際の見積書を使って悪徳業者と優良業者の見積書を比較し、記載方法の違いをご紹介します。
この屋根修理の見積書で見るべき部分は、詳細の「屋根修理一式」です。工事内容の詳細が一切記載されていないまま、金額が約380万と高額になっていることから、工事費用の水増しをされている可能性があります。
悪徳業者の見積書は、修理内容を「屋根修理一式」とまとめているので、具体的な修理内容がわかりません。そのため、見積書に載っている金額が妥当なのか、水増しされているかの判断できない見積書になっています。
優良業者の見積書は修理工事内容を細かく記載しています。材料の単価も記載されているので、お客様でも相場感を確かめることができます。
この外構工事の見積書で見るべき部分は、品目の「カーポート屋根材設置」「アルミ製支柱の設置」「サポート柱の設置」です。一見工事内容を細かく書いてるように見えますが、単価をあげて工事費用の水増し・不要な工事の追加をされている可能性があります。
カーポート屋根材の相場を調べると、一般的な相場の15,000円よりもかなり高くなっています。さらに、頼んでいないカーポート支柱の交換と、サポート支柱の設置を勝手に追加しています。工事内容が書かれていても、不必要かもしれないと思ったら、業者になぜ必要なのか説明を求めましょう。
優良業者であれば、カーポート屋根の単価は相場と同じ位の金額が記載されており、必要な枚数、必要な箇所以外の修理を説明もなく勝手に追加することはありません。
このは外壁工事の見積書で見るべき部分は、「仮設足場代一式」「外壁塗装工事一式」の項目です。「一式」表記により金額の内訳、工事内容が不透明になっているので工事費用の水増しをされている可能性があります。
悪徳業者の見積書では、約19万が「足場仮設工事一式」費用として記載されています。しかし「外壁塗装工事に必要な工程なのか」が工事のプロではないお客様にはわかりません。「外壁塗装工事一式」についても、どんな作業工程があって68万という金額になるのかが、この見積書からはわかりません。
一方優良業者は、足場の設置、養生、高圧洗浄、下地補修などの作業工程ごとに金額を記載しています。そのため、お客様も工事内容の内訳や金額の内訳がわかり、安心感に繋がります。
台風等の災害で壊れた屋根や外構の火災保険を使った修理・修繕はお任せください。
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